芽室町 気象情報モニタリングシステム

気象観測システムについて

気象観測システムについて

本気象システムは芽室町が農業に関する研究を目的とし管理運営するシステムです。
本システムの気象センサーは、アメダスとは違い、気象業務法に基づく検定済みの気象センサーではありません。
農業に関する研究を目的に設置する汎用センサーです。
気象データは芽室町に帰属します。芽室町民の方々、芽室町関係機関以外の方が、気象データを閲覧以外の種々の目的で使用する場合は下記までご連絡下さい。

１.観測データについて

１）降水量

転倒枡方式で0.2ミリ毎に計測します。観測データは，前１時間に降った雨の量を表します。
例として、10時のデータは9時から10時までの合計雨量です。

２）積算雨量1（計算値です。）

本日1時～現時間までの合計雨量です。

３）積算雨量2（計算値です。）

前日から現時間までの積算雨量です。

４）積算雨量3（計算値です。）

前々日から現時間までの積算雨量です。

５）月積算降水量（計算値です。）

当月1日から前日までの積算雨量です。

６）気温・湿度

地表面から1.8ｍの高さで計測した値です。計測時には、太陽光を遮蔽するとともに、常時通風して周囲の気温と等しくするための工夫により観測しています。
観測データは瞬時値を表します。例として、10時のデータは10時00分の値となります。

７）本日の最高気温と時間

本日1時から現時間までの最高気温と観測された時間です。

８）本日の最低気温と時間

本日1時から現時間までの最低気温と計測された時間です。

９）風向・風速

風向・風速は２秒間隔で計測しています。平均風速は前10分間で計測した300個のデータの平均値です。
例として、10時のデータは9時50分から10時までの10分間の平均値となります。風向も同様に前10分間の平均値です。
最大風速は前１時間に計測した値の最大値で、そのときの風向を最大時風向とします。
風向（風の吹いてくる方向）は以下の図の通り16方位で表示されます。

１０）日射量

地表面に到達する太陽光のエネルギーを計測します。観測データは、前１時間に降り注いだ日射エネルギーの積算値でMJ/㎡の単位で表します。

１１）日照時間（計算値です。）

計測された日射量から計算式を用い求めています。あくまでも計算値ですので、気象庁のアメダス地点の日照時間とは異なります。
ご理解頂き、ご利用ください。

１２）気圧

観測ポイントでの気圧値“現地気圧”を記録しております。その為気象庁発表の“海面気圧”とは誤差が生じますのでご了承ください。

２．観測ポイントについて

気象観測機器を設置しているポイントは以下の10地点です。

観測ポイントの気象観測は2022年6月1日から開始しております。

３．気象庁のアメダスとの相違について

芽室町の運営する気象観測システムは、農業関係者のための情報提供であるため、以下の点で気象庁のアメダスとは異なります。
以下の点にご配慮の上ご利用ください。

（１）気象センサー

本システムの気象センサーは気象庁検定品ではありませんが、自社の検定試験により農業利用として十分な精度を確保しておりますので、どうぞご安心してご利用ください。

（２）観測項目について

本システムは農業利用を目的としているため、アメダスに無い湿度と日射量を観測しています。
湿度は病害虫の発生や降霜の推定等にまた日射量は光合成の推定などに利用しています。

（３）風向風速の測定高度

本システムの測定高度は3ｍです。アメダスは4～5ｍですので，アメダスの風速より小さな値となる傾向があります。

（４）降水量の計測可能最低値

本システムは小雨の雨量も観測できるように0.2ミリ毎で計測します。（アメダスは0.5ミリ毎の計測です。）

（５）日照時間データ

本システムの日照時間は，日射量から気候学的に計算した推定値です。
日照時間がゼロの曇りの日でも，雲の厚みによって地表面に到達する日射量には大きな相違があります。
作物はそのような太陽エネルギーを得て生長を続けますので本システムでは日照時間よりも日射量を重視しています。

４．免責事項等について